結婚相談所と言っても、日常生活の中でなかなか身近なものではありません。親し気なイメージのある出会い系とのちがいもよく分からないのが普通でしょう。
よく分からないサービスを、人生の大きな選択となる場面で利用する気にはなれませんよね。
そこで、経済産業省が過去に行っている調査をもとに、結婚サービスの実態をお知らせします。
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結婚に本気の人だけがいる婚活
そもそも、結婚相談サービスには3種類ある
「結婚相談サービス」と聞いても、頭に思いうかべる具体的なイメージは人それぞれ。ある人は、昔ながらの仲人さん、またある人はスマホアプリ、またある人はビルに入っている会社的なもの。どれも正解です。
経済産業省による分類では、次の3つ
1.仲人・結婚相談型サービス
仲人やアドバイザー、つまり仲介する第三者が会員同会う段取りまでサポート
をするサービス。会員の間でいいなと思う人に声をかけてやりとします。その情報のやりとりから実際に会うまでのすべての段取りを、サポートしてくれます。
2.データマッチング型サービス
データの検索や会員同士のやりとりにアドバイザーが仲介します。ですが、そこからの会員同士で会うセッティングは会員同士で自力で行う必要があります。
3.インターネット型サービス
インターネットやスマホを使って、会員が自分で情報を検索し、やりとりからセッティングまでのすべてをするタイプのサービスです。基本的に事業者は何も仲介をしません。
3つの結婚サービスの特徴とメリット・デメリット
簡単に、ざっとそれぞれの特徴をまとめます。
1.仲人・結婚相談型サービス
昔ながらの仲人さんが個人で行っているものと、会社として行っているものがあります。いわゆる、仲人や専属の担当者が結婚したい男女を引き合わせるためのサービスです。
大半は個人系で、世話好きな中高年女性が担当者(仲人)として面倒をみてくれます。意識していないと目に入ってこないかもしれませんが、あなたの住む街にも必ず何件かはあるはずです。
親身になって会員が結婚できるようにサポートしてくれるのは良いのですが、担当者との相性に左右される部分がかなり大きいです。また、気が進まないくても成婚率を上げたいがためにパワフルに押しまくってくることも、近年人気を落としている要因です。
メリット
✅契約期間に制限がない
✅結婚できる率が高い
デメリット
✅入会金・成婚料がかかる
✅仲人との相性しだい(個人の仲人業の場合)
2.データマッチング型サービス
あらかじめ会員が年齢や職業、身長体重、収入などの情報を登録します。これにもとづいて、同じく結婚を希望する異性に対してマッチングする相手を紹介するというサービスです。
大手の結婚情報サービスが当てはまります。入会の際には、基本的な個人データのほかに、写真や独身証明書、住民票、資格証明書、所得証明書なども提出します。さらに、専門家が監修した心理テストなども受けることができます。
こうして希望の条件にあって、なおかつ性格や考え方、趣味嗜好が似ている相手が選ばれているのです。毎月、数人が紹介される形式です。サービス会社によっては、コースが分かれていて金額に応じて毎月紹介される人数が分けられていることもあります。
メリット
✅気軽に始められる
✅成婚料が発生しない
✅多くの相手と出会える
デメリット
✅相手データの提供のみでサポートがないことが多い
✅入会金や月会費がかかる
✅2,3年と期間が決められている
3.インターネット型サービス
後発ですが、IT時代にマッチして急速に伸びています。会員同士で自由に希望する相手にアプローチして交際に持ち込むことを支援するサービスです。サービスによっては婚活パーティーや婚活イベントを開催しています。
このインターネット型サービスが、悪いイメージが先行するいわゆる「出会い系」も含まれています。ですが、最近ではFacebookなどと連携させることで、本人確認をしっかりとしているところも増えています。若い世代ほど、先入観なく上手に利用しています。
ただし、インターネット型は「結婚」だけではなく「恋愛」を目的としたサービスも多く存在します。業者も玉石混合なので、利用の際には運営元をよく調べた上にしましょう。
きちんとしたところでは、登録時に「自動車運転免許証のコピー」「住民票のコピー」「独身証明書」の提出が求められます。「独身証明書」なんて初耳かもしれません。あるんですよ。市役所や区役所で300円程度で発行してもらえます。
メリット
✅活動の時間を選ばない
✅自分の思うように動ける
✅利用料が安い
デメリット
✅自分から動かないと何もできない
✅メールの文章力が必要
✅コミュニケーション能力が必要
✅デート商法などのリスクもある
✅結婚したい人ばかりが登録しているわけではない
※政府の調査の定義によると、婚活サービスと出会い系は平成18年度は同じ扱いでしたが、平成21年の本調査で改められました。
本人確認あり … 結婚情報サービス
本人確認無し … 出会い系
私も独身時代に結婚情報サービスに登録していたことがあります。大手が運営しているところならば、まず安心ですね。登録している会員も、身元がしっかりしている人ばかりです。結婚サービスのなかには上場している企業もありますので、IRなどで企業情報を確認もできます。
最近では結婚相談型サービスとデータマッチング型サービスの境目もあいまいになってきています。データマッチングサービスでは、相手を探して会うことになれば、あとは全部自分で進めなければならないのが難点でした。
ですが、楽天が全株式を取得している業界最大手の「楽天オーネット」では、アドバイザーが存在しています。異性に好感をもたれるファッションやイメージアップのためのアドバイスが受けられます。やりとりやデートを上手く進めるためのコツも相談できるなど、一歩進んだサービス内容になっています。マッチングサービスの気軽さで、仲人のようなアドバイスがもらえるということですね。
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結婚に本気の人だけがいる婚活
具体的な結婚情報サービス企業はどこに当てはまる?
仲人・結婚相談型
店舗に出向いて、相談員といっしょに進めていくタイプ。アドバイザーやコンサルタントが成婚まで対応してくれます。
デートやおつきあいはアドバイザーやコンサルタントが仲介します。定期面談も行い、マンツーマンで世話をしてもらえます。
・全国仲人連合会(全国)
・日本ブライダル連盟(全国)
・エムロード(関西中心)
・リーブ(西日本中心)
・マリックス(老舗)
・レーベン館
データマッチング型
店舗に出向いて、希望条件を登録します。アドバイザーやコンサルタントはいますが、デートやおつきあいは基本的に個人で行います。
デートやおつきあいはアドバイザーやコンサルタントが仲介します。定期面談も行い、マンツーマンで世話をしてもらえます。
・楽天オーネット(業界最大手、楽天グループ)
・ツヴァイ(イオングループ、東証二部上場)
・サンマリエ
・ノッツェ
・ブライダル
・誠心
・茜
インターネット型
プロフィール登録からマッチング、メッセージのやり取り、デートの段取りまですべて自分たちで行います。
手軽で会員数も多いですが、真剣に結婚を考えている人の割合は上の2種類より下がります。
・エキサイト恋愛結婚(伊藤忠グループ)
・ゼクシィ縁結び
・マッチ・ドット・コム(世界24か国で展開)
・ヤフー縁結び(ヤフージャパン運営)
・ブライダルネット
・エンジェル
メディアで見かける有名どころも、こうして分類すると分かりやすいですね。手軽さではインターネット型、データマッチング型、仲人・結婚相談型の順です。料金の安さも同様の順番になっています。
調査結果からみる婚活のホントのところ
公的な機関が行った信用できる調査は、なかなか新しいものがありません。比較的新しいものでは、平成21年度に実施された「結婚相談・結婚情報サービス統計」という調査が経済産業省の下で三菱UFJリサーチ&コンサルティングに委託して行われています。図表は、全て結婚相談・結婚情報サービス統計より引用しています。
(対象:インターネットモニター 51890人 うち結婚相談所利用者 1205人)
婚活をしている人はどのサービスを利用しているか
これまで利用したことのあるサービス
→ データマッチング型
男女ともにダントツです。
どんな人が登録しているのか
男性が 61.9%
女性が 38.2%
30 代と 40代が回答者の 9割以上です。
結婚できているのか
男女ともに 4 割程度が結婚。
婚約者、または結婚を意識している交際相手がいる。
男性 11.0%
女性 15.0%
婚活サービスを利用して効果が上がった点
まだ結婚に至っていなくても、結婚へのイメージが具体化するなど効果は上がります。確実に異性と知り合え、異性との付き合い方がレベルアップしています。
婚活にいくらかかるか
仲人が仲介するものから、インターネット型まで一緒くたにされているので、全体的に高めに出ています。
全体的に男性が高く設定されています。なかでも、「成婚料」が高額で、得体のしれないものですよね。
成婚料とは何のための料金?必要ない結婚相談サービスもある
結婚が決まると成功報酬として支払う「成婚料」
「成婚料」とは、読んで字のごとし。
結婚が決まった暁に、結婚相談所に支払う成功報酬のことです。成婚料が発生するかどうかの基準は、サービス運営企業ごとに異なります。ややこしいのが、結婚して退会した場合のみならず、一定期間交際していた場合なども対象となることがあります。
手厚いサービスを行うために必要な経費ということは分かります。それでも、高いですよね。成婚料を払わなければならない基準も、あいまいだとすっきりしません。
成婚料が必要ない結婚情報サービスもある
インターネット型は全く世話をしてくれないので別として、データマッチング型のサービスで成婚料を取らないところがあります。
成婚料なし
・楽天オーネット
・ツヴァイ
・ノッツェ
手とり足取りで世話焼き仲人のサポートが欲しいのならば、成婚料のあるサービスを受けた方が成功率は高まります。ある程度は自分の意志で動きたい人ならば、サポートも必要な分だけで成婚料のないサービスが向いています。
結婚する意志があると見なす基準が、サービス会社や仲人によって、ホントまちまちなんです。両親に交際相手を合わせたとか、いっしょに泊りの旅行に行ったとか。長く交際が続いただけで、成婚料発生となるところもあります。
個人的にお世話をやいてもらう仲人さんなら、分からない話でもないです。それでも、今の世に合わないようにも思えてなりません。明朗会計で、モヤモヤしなくて済む成婚料の設定がないところが個人的におすすめします。
楽天オーネットなどのデータマッチング型のサービスは、入会金や月会費も調査で出ている料金より低く抑えられています。一度、無料の診断を受けることで、在籍する相手やシステム・料金の詳細が分かります。しつこい勧誘もないので、一度試してみても損はありません。
あなたも、納得のできるサービスを選んで、さっそく動き始めましょう!
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結婚に本気の人だけがいる婚活
参考 できるだけ早く結婚したいなら、手段をまちがえないで!